頭の悪いメカ 発表会2行ってきた(前半)

渋谷のなんだかめちゃくちゃおしゃれな場違いな建物に来てます。

【頭の悪いメカ 発表会2】

(fabcross × デイリーポータルZ 主催(協賛:東急ハンズ))というイベントのために

おしゃれアレルギーを抑えながら来ました。

 

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 目的地はカルチャーカルチャー、通称カルカルという所です。

ニフティが運営していて、「ネットとリアルをつなぐ場所」をコンセプトに

イベントが楽しめる飲食店ということで日ごろから色んなジャンルの
イベントで賑わっています。

今回の発表者の方々です。

 

 

普段、メカをネット上で発表しつつ、ライターなどでも活躍している方たちで、

一見すると期待の若手の集まりです。
だって、高度な知識を駆使しなければメカなんて作れませんし、
世間の理解を得るためにメディア発信までしているんですよ?
頭が悪いだなんて謙遜しすぎて逆に上から庶民をバカにしています。金返せ。

と、思いつつ、頭が悪くなるイベントなんて勇んで行ってもしょうがないし、
会場30分くらいしたら、行けばいいやって思ってました。
しかし、渋谷の華やかな空気に耐えきれず、逃げるようにカルカルを見つけ、
急いで入ってしまいました。

開場20分前くらいには着きましたが、何ともう人だかりができてるでは
ありませんか。すでに頭悪…

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しかし、席は自由席のため、場所取りのために早く来てよかったです。

入ると、ヘボコンの過去映像が流れていました。
ヘボコンはデイリーポータルZが誇るヘボコンマスター・石川大樹氏が企画した
ロボット相撲です。ひっくり返したり、押し出したら勝ちという
相撲そのものです。

ちなみにちゃんとは観たことなかったので、しっかり観たのは初めてです。
そして、最初に目に飛び込んだ映像は
何かよくわからない四角い物体が木の板による傾斜を駆け抜けて、
これもまたよくわからない何かに突進していくものでした。

よく見るとカセットレコーダーにタイヤをつけたものが坂を下ってるようでした。
「坂を動力とし、録音機能の付いたメカ」だそうです。
動力…坂…?録音って、これ相撲だよね…?そもそもメカって?

 

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一瞬で趣旨を理解し、同時に戸惑いも生まれました。
そして、発表見続けてたら、確実に偏差値が下がる確信を得ました。

なお、動力にモーターなど電子的なものでなく坂という物理を利用しますが、
この後、発表されるメカにおいてはこの「物理を介する」というのが
重要キーワードになるので、どんなに頭が悪くなっても忘れないでください。
なお、このタイヤ付きボイスレコーダーが何に突進したのかは頭悪くて忘れました。

この映像だけで、会場の空気はだいぶ温まりました。
ドリンクやフードのメニューは充実しています。

ビール飲みながら、メカの発表のこと忘れてました。

飲食店だけで考えても十分楽しめる場所ですので、
食事もおススメです。

さて、今回の発表テーマは「金儲け」です。
さっそく頭の悪さをかっ飛ばしてます。

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発表順不同で紹介します(順番忘れちゃった)。

 

工作ライター・マンスーン氏

まず、平たく言えば「金の出るメカ」です。
金出ます。
普段、オモコロなどを中心に工作ライターとしても取り上げられ、TVにも出演、
枚挙に暇のない躍進ぶり。そんな次世代のホープがあえて、
「金儲け=金出せばいいじゃん」という極めて単純な戦略で攻めてきました。
胸の高鳴りが止まりません。

まず、お金と言えば、マネー。そんなマネーにもいろんな種類があります。
どうせなら、稼げるマネーが欲しいですよね。
そこで、出てくるのが“オイルマネー”。常識ですね。

何と、日本を代表する天才工作ライター・マンスーン氏
オイルを利用することで現代において、錬金術を再現してしまったのです!

しかし、高度な発明であれば、たやすく扱える代物ではないのでは?
だが、そこは超天才工作ライター・マンスーン氏
何と我々、凡人にも利用できるように非常に簡単なステップを踏むことで
お金を手に入れることが可能なメカに仕上がっています!!

使い方はまず、容器にオイルを入れます。
発表の際に使われたオイルはとてもサラサラしていたのが印象的でした。
そして、台にオイルの容器を乗せます。
すると、板の先にある顔の口のようなところから、

1万円札が出ます。
イッツ・オイルマニー!!!!

さすが、オイルです。造作もありません。

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さらに、別の顔になりました。

こちらも口が出口のように不自然に四角くなっています。
今度は水の入った容器を台に乗せます。

ん…?何か容器に文字が書いてあります。秒速…水…?

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やはり、同様にお札が出てきました。
しかし、出てきたのは千円! 水だったからでしょうか?
…いや、それはあの顔に秘密があるのかもしれません。
やはり、顔の景気に左右されるのでしょう。
それにしても、オイルマネーなのに、なぜ日本円だったのか…。

 

なお、非常に高度かつ機密にあふれた機構のため、メカの裏側は非公開でした。

デイリーポータルZライター・爲房新太朗氏

会社員の傍ら、ミュージックビデオでダンスを披露し、
黒ひげを危機から救うなど才気と優しさの塊です。


そんな彼にかかれば、今回のテーマは簡単なものではないだろうか?

日本語には「濡れ手で粟」という言葉があります。
簡単に利益が得られる様を表しますが、凡人はこのことわざを
軽視し、スルーしすぎていました。
ここに現代において豊かになる秘訣があったのです。

なぜ、今まで気づかなかったのでしょう。
「手を濡らして、粟に触れる」
これで富をもたらすことが可能だということに…!
これが温故知新ということです。
ただ、知識を次のステップに進めることのできる人間は一握りの天才です。

彼もまた人類のネクストステージにたやすく踏み込んだ

人間の一人なのです。

こちらも使い方は非常に簡単。真の天才は凡人が使うことまで考えてるのです。
腰に水の入ったボトルを装着します。

このボトルに発表するメカが搭載されています。

ボトルに水の発射口があるので、そこに手をかざします。
「ぴゅっ」
自動で手に水がかかります。

ほら!粟が手に吸い付く!!

手に吸い付くよ!!!めっちゃ‼

ね?

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PC周りは水浸しになったそうですが、偉大な発明を前にすれば、
些末な犠牲に過ぎません。進化と発展とはそのようなものだと、
どこかの偉い人がいつか言うでしょう。

この時点で非常に参考になった点は、人の心が動かせれば、論理展開は一見、つながってるようにさえ見えれば、大丈夫なんだというところ。大事なのは熱いハートと志。結果的に人の心に何か残すものであれば、もうそれは立派な発明だろう(え) このブログも妥協と大雑把さを主な成分でやっているので、何としてでも形だけでも 繕えるようにしておこう。えいえいおー。

 


さあ、ここまで、紹介しましたが、続きはまた今度書きます。
素晴らしいメカのことを書きすぎて、脳にダメージが出てきましたので、
ここまでです。次は頑張ります。

 

頑張りました。