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人はなぜ大盛り、脂に導かれるのか

ニートの友人と上野近辺をさえない感じで彷徨っていた。
昼飯を食ってない俺は腹が減って仕方なかったのだが、
隣を歩いてる友人は昼飯は食べてたようなので、
早く飯を食いに行こうとはとても言い出せなかった。

 


ニートになってから直接的なストレスは皆無だが、
漠然とした不安はのしかかるようになっていた。
この日はバイトの面接があったのだが、
確実に場違い感があり、落ちたという逆手ごたえを得ていた。

こういう時に食べたいものはただ一つ。
脂で大盛り。もはや大盛りの油でもいい。
心と体がガス欠なのだ。

友人はカレーラーメンなるものを食べようとしていたが、
値段が量に比べて高く、俺は食べる気がしなかった。
そもそも、脂多めのラーメン以外受け入れる気がなかった。

腹が膨れれば、何でもいいのでは?
そうではない。
まず、ただの大盛りだと「食った!」という感触がない。
「あぁ、腹いっぱいかな」というだけで、終わる。

わからない人はサラダとご飯、どちらで胃を満たしたいか
想像してみるといい。量は同じでもご飯の方がいいと思わないか?
サラダでも構わないという方は人種が違うのでしょう。

大盛りの和食定食は大盛りサラダと変わらないのだ。

鉄1㎏と綿1㎏は同じ重さだ。だって、1㎏だから。
でも、重量感は鉄の方が圧倒的だ。
俺はその重量感を求めている。幸福がそこにある。

あと、食べている間、燃えてくる闘争心、
食った後の達成感と満足。これを味わえる贅沢が脂と麺にある。

さて、今回、食したのは「らーめん忍者」というお店。
油そばをいただいた。そこにチーズとマヨネーズが乗っかる。
あれだけ書いといて、俺は普通の量の油そばを注文しただけだったが、
もっと力強い暴力を求めてるなら大盛りメニューにするといい。
普通の油そばでもチーズと油と肉、もやしのコンボで十分に楽しめる。
チーズの香りと肉の味わいがこれでもかと脳髄に叩き込まれる。

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当然、ここは次郎系ラーメンなのだが、ここを食べるとやっぱり
次郎に行きたくなる。飽きたら、またここに来たくなる。
凶悪な脂地獄だ。

それにしても、店名に「忍者」を冠しているが、
ハイカロリーフルメタボボディジャパニーズスパイの育成でもしようというのか。
床下に侵入するも詰まり、天井裏はぶち抜き、壁を越えられないため突進する忍者。
そういう次世代型忍者育成なのか。

店名の由来はどうでもいいが、そんな忍ばないどっかの戦隊ヒーローみたいな名前の
味わいのあるお店。肥満解消にはならないけど、ストレス解消にどうでしょう。

面接落ちと食の手ごたえを得て、心身ともに重くなった。
未来の不安より今日生きることが大事だ。少なくともこれで俺は生きられる。


P.S. バイトは落ちた。